地域のおでかけレポート　ぷち旅＜青色NEWS　WEB＞

＜ぷち旅＞

小田原青色申告会発行　青色NEWS WEB

足柄エリア＜山北＞

山北歴史散歩１(鉄道公園)

　　ＪＲ山北駅で下車すると、駅舎は和の趣漂う造り。今日のぷち旅はここ山北駅からのちょこっとハイキングです。足元はラフにＧパンとスニーカー、持ち物はペットボトルのお水とお弁当で、いざ出発。
　駅でハイキングのパンフレットをもらって、道順を確認。「河村城址」に向かうコースに決めました。その先の「洒水の滝」はちょっと遠いかな、と思ったのでまた今度に。
　まず立ち寄ったのは駅のすぐ近くにある｢鉄道公園｣。ここには本物の機関車が展示されています。山北は明治のころ、鉄道都市として栄えていたそうです。当時、東海道線の路線をどのようなルートにするか幾つかの案が検討され、その中で今の御殿場線のルートが選ばれたのです。山北駅は栄えました。ひっきりなしに通る機関車。一晩中作業が行われ、さながら不夜城の山北駅。町民の７割が何らかの形で国鉄に関係し、町は国鉄職員やその家族のためにと催された仮装行列や花火大会などの多彩な行事に賑わったそうです。昭和９年に現在の東海道線ルートが開通するまで、その栄華は続いたということです。
　現在は静かな公園でその身を休めている機関車。ひなたぼっこしているようなその姿を見上げて、当時の「すずめまでススで真っ黒」と囃されるほどの活気溢れる山北に思いを馳せてみました。
　さて、先へ進みましょう。次は戦国時代に栄えた河村城の史跡、河村城址に向かいます。(次号へ続く）

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