<ぷち旅>
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小田原エリア
小田原城歴史散歩・2
  さて、前号に引き続き小田原城散策。まずは歴史見聞館です。チケットは天守閣とセットで600円(単独でのチケットもあり)。
  入ると正面の武者の甲冑から声がして戦国武者のお出迎えです。進むと「北条五代ゾーン」。最初に早雲が小田原を手中にするまでを描いた「カラクリ紙芝居」から鑑賞です。小田原へと攻め上がる早雲の巧みな戦略。そして女子供に手を出さず、見捨てられた病人たちを全て助け、略奪をご法度として人道を重んずる戦績。早雲が民の心を掴んで小田原を栄えさせたことに納得です。
  次に北条氏康の名を高めた戦国時代の三大奇襲戦の一つと呼ばれる「河越夜戦」を描いた「書き割り人形芝居」。氏康の知略の凄さを伝えてくれます。
  「戦国武将語り」では、氏政と今川義元、上杉謙信、武田信玄が小田原北条氏の武勇伝を語ります。武将たちの昔語りで展開する会話。「町と城がひとつとなり、守りが固かった」という言葉が印象深いです。
  「ミニシアター」では、リアルな人形が演じる軍議の様子と戦国の図画によって、豊臣秀吉の軍に囲まれた篭城戦の中で誇りを持って戦い続けた北条氏の最期が描かれています。
  ここで戦国時代が終わり、時代は江戸へ。江戸時代の町民図や昔の小田原の写真、観光情報などが長屋の一部屋ごとに納められた展示室です。組木細工を実際に組み立てるコーナーがあり、私も挑戦してみましたが難しかった…!
  出口付近には小田原の観光地を背景に撮れるプリクラや、CGで再現された江戸時代の小田原などの映像を見ることができるコーナーも。最後に記念スタンプをペタリ。
  重厚な常盤木門を抜け、本丸広場へ。天守閣を見上げながら本丸茶屋でほっと一息です。チケットは切り離さなければ有効のようですし、天守閣はまた今度登ろうかな。今は歴史ロマンにぼんやりと浸りたい気分です。帰り道、梅を見るなら報徳二宮神社に行くべきだったことに気がつきました。この記事が載るのは4月、お堀端の桜がいい頃合でしょうか。お花は見損ねてしまったけれど、充実の歴史散歩となりました。









 

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