<ぷち旅>
小田原 青色申告会 発行 青色NEWS WEB
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箱根エリア<入生田>
生命の星・地球博物館
  入生田駅から徒歩3分と近い「生命の星・地球博物館」に行ってきました。
  館内に入ると吹き抜けのエントランスホールに立ちはだかる巨大なチンタオサウルスがお出迎え。別世界の入り口です。
  今日のお目当ては特別展「日本列島20億年 その生い立ちを探る」です。7月17日からの開催ですが、特別に見せて頂きました。「日本列島の大地がどのように出来上がったのか」というテーマで、20億年にもわたる地球規模の歴史をたどる地質に関する展示。学校の理科の授業でぼんやり聞いていましたが、この展示は「日本列島」にポイントを絞って具体的に伝えてくれるので、20億年という壮大な時間にもかかわらず実感があります。離れたりくっついたりを繰り返して、今もなお変動を続けている大地。そうして生きている地球の様子を広い特別展示室でダイナミックに表現しています。
  目玉となるのは、巨大な地層のレプリカ。およそ2億年前の地層の型をとって復元したものです。巨大な地層の下から上へ、黒から赤へと変わって行くグラデーションは、海底の酸素がどんどん増えていったことを表現しているそうです。酸素は生物が生きていた証。酸素が少ない層では生物が少なく、上へ向けて、新しい層に向けて酸素が増えていくのは生物がどんどん増えていったということだそうです。
  地層はまるで、46億ページの巨大な古文書のようです。その地層がつくられた時代のあらゆる情報が書き込まれた膨大な資料。その中からミステリーの謎解きのように少しずつ証拠を集め、最も確証高い説をつくりあげる。そうして少しずつ地球という星の歩んできた歴史は紐解かれていくのでしょう。ロマンティックだと思いませんか。
  常設展示も充実していて、ゆっくり見て回るには半日くらい欲しいところ。化石たちの声に耳を傾けていると時の経つのを忘れてしまいそうです。
  オススメのビューポイント「神奈川の自然を考える」のコーナーを出た所の吹き抜けで、一階の常設展を一望して一息。私たちの存在もいつか地層に刻まれるのでしょうか。気の遠くなるような時の流れに思いをはせて、なんだか胸が熱くなりました。










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