ぶらり訪問記 特別編 中尊寺・毛越寺 【会員研修旅行特集】
令和2年4月3日追記
新型コロナウイルスの感染が拡大している昨今の状況ををふまえ、参加者の安全を第一に考えやむなく中止とさせていただくことになりました。
また、既に旅行代金のご入金をいただいておりましたお客さまには、旅行の実施を行う(株)小田急トラベルから返金手続きをとらせていただきますので、宜しくお願い申し上げます。
従来の内容
6月実施の会員研修旅行の見所を紹介する特別編。今回は、1日目に訪れる世界遺産「平泉」をご紹介します。
平安時代後期、豪族の奥州藤原氏が東北地方一帯を統一。平泉を支配の拠点とした独自の政権と文化を確立しました。
奥州藤原氏は三代百年にわたり繁栄を極めた後、四代泰衡に代わって間もなく、源義経をかくまったために源頼朝に滅ぼされてしまいますが、当時の平泉は平安京に次ぐ日本第二の規模の都市であったそうです。
そんな都に花開いた仏教文化を代表する寺院こそが、今回訪れる中尊寺と毛越寺(もうつうじ)です。
中尊寺には多くの寺院が現存していますが、目玉はやはり国宝の金色堂。1124年建立のこの阿弥陀堂は、京都の平等院鳳凰堂と並ぶ平安時代の浄土建築の代表例です。その名の通り、お堂の内外の扉、壁、軒から縁や床に至るまで、全て漆塗りの上に金箔を貼って仕上げられており、創建当初の姿を今に伝える金色の輝きは必見です。
会員研修旅行では、専門ガイドの解説付きでゆったり時間を取って中尊寺を見学しますので、奥州藤原氏の栄華とその夢の跡に、ぜひ思いを馳せて頂きたいと思います。
もう一方の毛越寺も、往時は数多の堂塔・僧房を擁し、中尊寺を凌ぐほどの規模と華麗さであったと言われます。
奥州藤原氏滅亡後、度重なる災禍に遭い平安時代の建物は全て焼失しましたが、大泉が池を中心とする浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されており、国の特別史跡・特別名勝の二重の指定を受けるという全国でも限られた史跡です。
平安時代の作庭技術の粋を集め浄土世界の表現に挑んだその庭園は、日本有数の美しさを誇ります。きっと、心の平穏を追い求めた当時の理想を感じて頂けるはずです。
青色の会員研修旅行は、観光先だけでなく食事や宿などにも大いにこだわって企画を練り上げていますので、ぜひ詳しいパンフレットをご請求ください。
次回は「三陸鉄道」「陸前高田」「金華山」をご紹介します。
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